「アオザイブラウスって何?」
「どうやって着こなしたら良いですか?」
「カーディガンを羽織っても良いのかな?」
「デニムに合わせるのもOK?」
「どんな構造になっているの??」


ご購入を考えておられる方・・・
また・・・ご購入頂いた方から、たびたびこのようなメールを頂きます。
ナルホド。
私は見慣れているけれど・・・見慣れない方にとっては不思議な服なのかも。
じゃあ・・・これをネタとして・・・
ちょっとした読み物を作ってしまおう!!!とジャスミンは奮起しました

暇つぶしに読んでくださいまし。
ご購入を考えておられる方・・・ご購入下さった方のお役に立てば光栄です。
 
■そもそもアオザイとは??
 
アオザイとは・・・ご存じの方も多いかと存じますが・・・ベトナムの民族衣装です。
詳しい事はそれほど知らないのでございますがね。
その昔・・・中国服から派生したした衣装らしいですよ。
アオ=上着 ザイ=長い という意味だとベトナム人のお友達が教えてくれました。
ふむ。
皆様見たことございますでしょ?
ベトナムへの旅番組では必ず登場致しますね。
チャイナ服のスリットをぐぐぐと・・・ウエストの位置まで引き上げて・・・下に太いエレガントなパンツを履くというスタイル。
ウエスト部分までは大変タイトですが・・・ウエストからスソにかけて広がったシルエットになっております。

とにかく・・・女性がスタイル良く素敵に見えるお衣装です。
素材はシルクで出来ているものが多いです。

ところで。
ベトナム女性があのスタイルで生活しているとお思いの方。。。
残念なお知らせがございます。笑。
アオザイは日本の着物と一緒で・・・あれで生活をしている方はほとんど見かけません。
そうですな。
ホーチミンの街でアオザイを着ているのは・・・ショップ店員やレストランのウエイトレス・・・ホテルのレセプションなど
観光業に従事している人がほとんどでは無いでしょうか。

ついでに・・・。
「ベトナム人って細くて・・・アオザイが似合うよね~~」と思っているそこのアナタ。
確かに細い人が多いです~~~。
しかし食べるのが好きなベトナム人でございます。
アオザイが制服の女子高生は・・・太らないようにかなりの努力が必要だとか。。。
加えて・・・近年食が欧米化したベトナムの最近の問題は「肥満」でございます。
甘いもの大好き!!!ファーストフード大好き!!!なベトナム人が急増中なんだそうですよ。
先日、友人のベトナム人Iちゃんがこっそり教えてくれましたわ。
「あのね。ベトナム人・・・最近太っている人が多いでしょ?
 でもね・・・スタイルは良く見せたいから・・・ガッチガッチのボディスーツを着てる子も多いのよ。」


・・・ふむ~~~~。
女子はどの世界でも大変でございますな。

■Jasmine.オリジナルのカジュアルアオザイ

アオザイチュニック・・・アオザイブラウス・・・アオザイワンピース。
これらの単語は多分・・・日本人が作ったモノでございましょう。

一時期のベトナムブームのあおりを受け。
アオザイは日本のパーティ衣装として定着した感がございます。
だって・・・素敵ですものね。
しかし!!!いくら素敵でもこれをなかなか日常的には着られないわけです。
イヤ・・・着ても良いんですよ。

ただ出会う人出会う人に「これからどこ行くの?何があるの?」と訊ねられてしまうこと請け合いです。笑
ベトナムの民族衣装 アオザイは日本では・・・お呼ばれ着なんですわ。

しかし・・・
スタイルはよく見えるし・・・スリットも大きく、下にパンツを履くスタイルは動きやすいし。
パーティ用にしておくのは・・・もったいない!!!!
・・・ということで。
様々なアジア屋さんは考えたのでございます。
アオザイを日常的に着るにはどうしたらいいのかしらん???

ジャスミンも・・・弱小アジア屋ながら考えましたのよ。
「あの大きいスリットは残したい。。。」
そうです。あのスリットがアオザイの命!
あのおかげで動きやすくて、女性らしい雰囲気が醸し出せるんですわ!!
「エレガント過ぎるのもチョットな~~~。」
シルク素材で丈の長いアオザイは本当に素敵。
しかし!!!普段着にするにはちょっと丈は長すぎますわ。
そうよ。女性にとってエレガントは必要条件ですけども・・・エレガントばかり追求するわけにもいかなくてよ!
朝、電車に間に合わずに全力疾走したりしなくちゃなりませんからね。
カジュアルさも必須
それに・・・シルクだとお洗濯が面倒じゃ!!!!
・・・というわけで・・・丈は短く・・・素材はコットンやポリエステルに!

ストレッチ素材のものもじゃぶじゃぶ洗えて便利です

キレイ目のパンツを合わせれば・・・お呼ばれだって行けちゃいそうですよね?
もちろんデニムを合わせても素敵ですが、よりお姉さんチックになります。


■ふむふむ・・・ではコーディネートの方法は??
実は・・・ある一つの条件を除けば・・・特に決まり事は無いのです。

ある一つの条件。
それは・・・ボトムは絶対履きましょう!!!・・・でございます。笑!!(当たり前じゃね)
何度も申しますように・・・丈が長めのチュニックであっても・・・ワキのスリットはウエストまで開いております。
このように↓

やはりボトムは必須でございます。(笑)
じゃないと・・・あまりにもセクシーすぎますわよ。。。
デニムでもよろしいし・・・お手持ちのパンツなら何でもかまいません。(スカートは丈が長めのチュニックの場合は合わないです。)
ポイントは・・・普通のお洋服と同じ。
「色を合わせる」事が一番重要でございますよ。

デニムや黒のパンツなら・・・大体どれにでも合いますでしょう~♪
その他・・・お選びになるアオザイチュニックに合う色のボトムであれば何色でもかまわないのです。
太さも色々OK。
スキニーパンツを合わせて・・・パンプスを履いてもOK。
太めのパンツにもよく合いますよ。
私は、細身のデニムを履いて・・・
ウエスタンブーツやジョッキーブーツにブーツインして合わせたりしておりますよ♪
オススメは、今年多く出ている
膝丈のパンツを合わせて・・・ブーツを履くスタイル。
工夫次第で色々な雰囲気が楽しめます。
一番オーソドックスに可愛いのは・・・ちょっと短めのくるぶし丈の黒のパンツにストラップ靴。
この組み合わせはどなたでも上手に決まります。


 ■寒くなったらどうするの??

ワキが開いているとなっては「ちょっと寒そう」と思うのが冷え性女子のお悩み。
しかし心配ご無用。
寒くなったら・・・カーディガンやコートを羽織ってもOKです。
寒がりな私は・・・冬場はガッチリ着込みたいタイプ。笑
インに長袖のTシャツを着込んで・・・アオザイブラウスを着用後・・・ウールのカーディガンを着て・・・コートを羽織るといったスタイル。

「カーディガンを合わせると・・・スソがカーディガンから出ちゃうけど・・・良いの?」
・・・そんな質問もよくお受けしますが・・・それは問題無いと思いますよ。
ちなみに・・・今年はロングカーディガンが流行中ですから、そういうのを合わせるのも素敵かも。

アオザイチュニックはワキのスリット部分が開いているので、大変脚長効果があります。
しかし・・・このスリットよ利用して・・・より・・・脚長に見せるこつがあるんですわ。
それは・・・
スリットからチラリと見えるインナーの色とボトムの色を合わせること。


↑の画像は・・・
インナーに焦げちゃ色のTシャツを着て・・・紺色のデニムを合わせています。
まあ・・・インナーとボトムがトーンが暗く落ち着いた色でまとまっているのでそれなりに脚長に見えますが・・・
たとえば・・・
黒のインナーに黒のパンツ・・・でのように同じ色をつなげてあげると・・・もっと脚長効果が出るわけです。
色の淡いものでもかまいませんよ。
上の写真のアイテムの場合は・・・ベージュのパンツも合うと思います。
その場合は・・・インナーも白っぽい色を合わせると・・・脚長効果倍増。笑。
要するに。
歩いたり動いたりするときにワキから見える三角形を色で分断しない事。

それが更にスタイルよく見せるこつ。
ちなみに・・・下半身が気になっている方は、太めのパンツを合わせる事もオススメします。
脚長でほっそり見えますよ。


 ■ホックがたくさんあって着るのに時間がかかる??
確かに・・・。
慣れるまでは・・・朝遅刻しそうな時にホックを留めるのにイライラしますね。。。
私は慣れてしまったので・・・急いでいてもすんあり着られますが・・・確かに・・・慣れることが必要かもしれません。
数回着てもらえれば・・・多分慣れて頂けると思います。
しかしポイントはございますよ~。

アオザイ首もとからワキにかけてホック(一部ボタンのところも)で留める形です。
これは正式のアオザイも同じ。
一杯ホックがあるので(7~8個)留め違えたりすることがありますね。
ポイントは・・・襟元のホックを留めたら順番に1個ずつ留めていくこと。。。
当たり前のようですが・・・これが一番。
「ああ!!!ホックを飛び抜かして留めてた!!!」っていう事態は・・・上の図のピンクの部分のホックを留め忘れる事で
起こる事が一番多いようですよ。
意識するのは、襟もとのホックとワキの下のホック。
ちょっと意識するだけで・・・すんなりと留まります。

しかし。
何よりものポイントは・・・「慌てない」こと。
5分早起きましょう~。←自戒を込めて。。。


★Jasmine.では、バックファスナーでするっと着られるアオザイも制作しておりますよ

■進化するアオザイスタイル

ここでは進化したアオザイスタイルをご紹介。

ベトナムでも人気の・・・襟なしタイプ

チャイナカラーがついておりませんので、襟元が窮屈なのが嫌だと言われる方にもおすすめです。
アオザイのシルエットはそのままに、襟がない分、上から羽織るカーディガンなどのコーディネートが容易です。

また、こちらは、スカートがセットされたアオザイドレス

通常は、丈の長い上着にワイドパンツを合わせるスタイルのアオザイですが・・・
上着(アオ)にスカートを一体化させました。
背中のファスナーで着脱できますよ。